むかたん

 

 何のこっちゃですけど『昔探検会』略して『むかたん』です。

 

 平成の合併で『佐久穂町(佐久町+八千穂)』となり『旧八千穂中学校』が廃校の憂き目に遭いました。只壊すだけじゃ脳が無いから何とか存続させようという事で『むかたん』が出来ました。

 

 早い話が『民俗資料展示館』です。

 

 

 如何にもな『中学校』の正面玄関を入ると『事務室』or『受付』の在った場所でしょうか係員の方が詰めています。

 

 

 『受付とかこちらですか」と声を掛けると「特に手続きとか無いですからご自由にどうぞ」ですと。「写真撮影とか大丈夫ですか」「好きなだけ撮ってください。SNSでも何でも自由にあげて貰って結構です」 嬉しいなぁ~。

 

 

 『珪化木』 これ先日本で読んだばかりです。

 

 噴火により『樹木』が地中に埋没し、地中に含まれる『珪酸』の作用により『石化』した物で、『石炭』との絶対的な違いが『炭化』していない事。その為『年輪』などの美しい模様が残されている。

 

 

 丹念に見ていた為か、不審に思われたのか、係員の方が展示場にまで来てくれて説明会が始まりました。

 

 その方入り口に名前の在った『白倉盛男』さんのお子さんにあたる方で、地質学の教員免許を持ち、今では『むかたん』の一員として対応してくれます。

 

 

 普通に『昭和レトロ』の数々が展示されていました。

 

 子供の頃、普通に身の回りに在った物ばかりだから特に珍しさは感じなかったんですけど、それならばと『非公開ゾーン』に案内してくれました。

 

 それは『白鳥盛男さんの個人的コレクション』の数々で、整理分類が済んだらいずれは展示される予定だそうです。

 

 そして先日『トリデロック遺跡』から出土した『尖頭薄黒曜石』の実物が其処に在りました。

 

 

 『旧八千穂村』では『黒曜石』が出土しましたが、『黒さ・硬さの違い』で『長和町産』と区別できます。(現在長和町産は採取禁止!)

 

 これを棒の先に取りつけて『猟』に使っていたと思われます。

 

 『黒曜石加工所』に残されていた物は『不良品』だった場合が多く(完成品は持ち去られている筈)、実際に使われてかは不明です。

 

 

 どこぞの『姫様用のお篭』(大きさが女性用)やら

 

 

 『縄ない機』なども修理・展示されていました。

 

 隈なく見ていたい処でしたが、お腹がグ~ぐ~鳴り出して恥ずかしいから一旦帰りますか。

 

 『旧八千穂中学校』の跡地で展示される『むかたん』一度訪れてみては如何でしょうか。しかも無料!