古~い道。大好きです。
『佐久甲州街道』で岩村田宿から南下、『湯川』を渡った辺りから細い道が分岐します。此の道が『佐久甲州街道』であろうことは『神社』の鳥居などから伺い知ることが出来ます。
神社の名前は『幸神社』 良い名前ですね。でも知名度は低いかも。
私も恥かしながらこの年までこの場所に神社が在るとは知りませんでした。
昭和50年に建てられた由来が彫り込まれています。
祀られているのは『猿田彦大神』と『天鈿女(うずめ)命』
『猿田彦大神』は『邇邇芸命』が天孫降臨の際に現れ道案内をした地上の神様。
神を導いた事から『旅・方角・道』などに精通しているとされ、道祖神に祀る地域も在ります。其の容姿から『天狗』の原型になったともされます。
『天鈿女(うずめ)命』は『葦原の中つ国(天上界)』の神様で、『天照大神』が『天岩戸』に隠れ世の中が闇に包まれた際、『天岩戸の前』で松明を焚き、音楽に併せ楽しそうに踊りを踊ったとされ、『天照大神』何事かと少し隙間を開けた瞬間『天多力男(アマノタジカラオ)神』が岩戸をこじ開け、世の中に光が戻ったとされます。
胸元をはだけて踊った様から『弁天様』の元になったとも謂われています。
参拝をしていると品のよさそうなお婆さんが参拝に来られました。
近所に昔から住んでいる方だそうで、毎日の参拝を欠かしたことが無いそうです。
道を挟んで『猿久保公会場』が在り、地区の基幹だったことが伺えます。
チョット見づらいですけど、『右 甲州』『左 下仁田』と書かれています。
『佐久甲州街道』と『下仁田街道』の分岐点です。
昔の人は此の神社の木陰で一休みして旅をつづけたのでしょうか。
私ゃバイクのエンジンを掛けて出発です。