『霧鐘』とは、そもそも霧で視界が効かない時などに、船どうしの衝突を避ける為に自分の位置を他に知らせる目的で叩いて鳴らした『鐘」の事で、『マークトゥエイン』の小説(ハックルベリーだったかな)や『宝島』(ロバート・スティブンソン?)に登場します。
『霧ヶ峰』等の場合は、登山者などが霧に包まれ方向を見失った時、『鐘』の音を聞いてその方角に進めば、命の危機から脱することが出来る様に鳴らされます。
でも『スマホ』の『GPS機能』で誰もが自分の現在地を確認できる現代では余り活躍の場は無いのかも………まっ、バッテリー切れなど無きにしも非ずですので参考迄。
他にも『美ケ原高原・美しの塔』や『志賀高原・山田峠』など人気観光地で在りながら、濃い霧の発生しやすい場所に設置されていますが、『恋人の聖地』宜しくガンガン鐘を鳴らしたり、中には誰かがぶら下がったのか、引き紐が切れていた場所も在ります。
万が一の際、人命にかかわる場合もありますので大切にお願いします。
もし濃霧に包まれたなら、焦って動き回らないで霧が晴れるまで座っているのが一番なんですけど。
あっ私。鐘の音色を聞いてみたいので”必ず”鳴らします。