参道を進み、仁王門を潜ってもまだまだ広い境内は続きます。
亡くなった者を呼び出し、会話する事が出来るとされる『いたこ』(漢字が分からん)さんが詰める建物が在りますが、先客が居ましたので後回し。
さらに進むと左手に
『塔婆堂』 『塔婆』が『卒塔婆』の事でしょうから亡くなった方の供養・追悼に建てるものです。
本来は『サンスクリット語』の『ストゥーパ』から来ているらしいのですが、古来インドでは『仏様の骨=仏舎利』を納めたドーム状の建物=『仏舎利塔』の事だそうです。
『恐山醍醐寺』は亡くなった方とこの世を繋いでいる場所とされていますので、供養する為の場所として『卒塔婆』が沢山納められています。
余りパシャパシャ写真などを撮影する場所でも在りませんので遠くから合掌。
参道には沢山の『石灯篭』が並んでいます。
暗くなって『火袋』に『火』が灯ると神秘的に映るんだろうなぁ。
『冷抜の湯』『古滝の湯』 温泉の小屋が並んでいます。
『女性専用』や『男性専用』 他には『貸切?』と思わしき建物も。
ひょっとして混浴?なんて考える不届き者は、『霊場』には来ないか……。
此方は『男湯』 先客が居ましたが、私が入浴中に出て行きましたので、すかさず撮影。
良いな。良いなぁ。
『カラン』も『椅子』も無い。石鹸もシャンプーも無い。(排水を汚すだけ)
『被り湯』の為の『洗面器』が数個のみ。しかも黄色い『ケ〇リン』でも無い。
欲を云えば『木桶』が風情ですが、管理が大変です。
チョロチョロと流れ続ける『温泉』と『温度調整』の為の『水』の蛇口のみ。
『野湯』も好きですけど、虫とか衣服を置く場所、更には『湯温』の事を考えると、此の位のシンプルさが一番好き。
因みに『湯温』は熱くも無くぬるくも無く。最適。快適。あぁbeerが在れば……なんて不謹慎な考えを洗い流す場所でした。
『恐山菩提寺』を訪れる方、タオルは必須です。