立佞武多 part3

 

 受付を済ませてホールに入って度肝をぬかれた後、エレベーターで4階へ上がります。

 

 建物の壁沿いに、螺旋状に設えられたスロープをグルグル廻りながら降りてくる仕組みです。

 

 ふと気になるのが『耐震構造』 『立佞武多』が3基(何と数えるんだろう)建ち並ぶ広いホールを取り囲むように壁があるだけで、構造上は背の高い『体育館』の様なもの。

 

 『角』の無い、『R』の多い『円柱状構造』(と云うのかは分かりませんが、『六本木ヒルズ』などに多用されています)なので『揺れ』には強い耐震性を持っているのか知れません。

 

 其処の1Fフロアーに展示されている『立佞武多』は固定されている様には見えませんが、重心バランスの関係で倒れにくいのかも。

 

 でも昨今の『防災事情』で耐震構造にするのか、2025年から改修工事に入るそうです。

 

 おなじ建物の一角で新しい『立佞武多』を製作するのですが、途中で改修工事に差し掛かる為、今年の新作は造らないのだそうです。

 

 

 卓越した絵心が無いと。

 

 

 一度は消えかけた『立佞武多』ですが、この『設計図』が発見されたおかげで再興出来ました。

 

 

 彩色前の『張りぼて』ですが、『モノクロ』も素敵。

 

 

 その他の『五所川原の祭り』にまつわる展示コーナーも。

 

 

 そして『五所川原』と云えば この人 『吉幾三』

 

 ♪ 俺は田舎の プレスリー ……

   

 生れ 青森 五所川原 いっぺん 来てみなば yei yei yei 

 

 

 『雲漢』で『天の川』の意味ですか。『漢』は、『おとこ』とも読みますね。

 

 『雲の様な男』(熱血漢とか無頼漢、痴漢なんて言葉もあるか)

 

 

 今風に云うなら『ワイヤーフレーム・スケルトンモデル』

 

 

 それなりに混んで来ました。人の大きさと対比出来ます。

 

 

 何の関係が在るのか『真実の口』 しかも『鐘』って。

 

 『オードリーヘップバーン』を知ってる人はそれなりのお歳。

 

 ここでウンチク。『ローマの休日』は『Romann Holiday』

 

 『古代ローマ時代』 貴族の唯一の楽しみは休日毎に『コロシアム』に集まり、『グラディエーター』や『奴隷』『反逆者』同士を戦わせたり、更には遠くアフリカから運び込んだ『ライオン』と戦わせる残虐・残酷なショーを観る事! 若しくは『カリギュラ皇帝』の時代の様に『性』や『薬物』にふけって堕落する。(何て時代だ……)

 

 『休日の度』に多くの命が奪われた事実に対し、現在は『御姫様』でも自由に外出できる位平和になった。と平和ボケを揶揄する意味が在るのかも。

 

 『真実の口』は『偽善者』が口に手を入れると手首が切り落とされるとされていますが、実際はローマ時代の『下水マンホールの蓋』とされるのが通説です。

 

 『海の神様=トリトーネ(英・トリトン)』の顔が彫られています。

 

 『立佞武多』を観に行くなら案外今年は穴場かも知れません。

 

 『五所川原・立佞武多祭り』では『有料桟敷席』が¥3000程で売り出されるそうです。

 

 其れに併せて宿泊料金も跳ね上が……らないと良いな。

 

 いっぺん 行ってみるだかね yei yei yei