『ねぶり流し館』の入館料は¥130という格安の料金。(て事は内容はそれなり?)
見学を終え、出口に向かおうとすると『金子会館こちらへ』の矢印に促されて、隣接する『土蔵』へと細い通路を進みます。

何じゃ此れ? 土蔵なんですけど豪華。しかも内部は板張りでイス・テーブルの貴賓室みたいな雰囲気です。

土蔵の壁(コンクリート)の分厚い事! 防火・盗難対策には此の位強固じゃないと。

内部は黒光りする床張りです。
窓が無い為、間接照明が良い雰囲気です。こんな処では日本酒ですね。

店頭に行く前に、使用人の居住空間なども公開されていましたがイマイチ暗くて写真になりませんでした。
丁稚奉公している子供などが一つの部屋で共同生活していたんだろうな。

『金子家』が呉服商で財を成し、豪華な土蔵を建築するに至った。その商売の様子を再現しているみたいです。
実際に使用されていた『矢立て』『算盤』『判取帳』など商売の七つ道具が展示されていました。

昭和初期には『矢立』なんて使っていたんだ。
『矢立』って知っています? 墨を含ませた綿を入れる『蓋つきの壺』と細筆を入れる『筒』から出来ています。 万年筆や鉛筆が出回る以前の『携帯筆記具』です。
おそらく『ねぶり流し館』もこの『金子家』の土地に造られているのでしょう。