『奥村土 牛』ですと地域特産品種の『牛』のように聞こえてしまいますけど。
佐久穂町・国道141号線沿いに『奥村土牛記念美術館』の案内が出ています。
日本を代表する画家の一人で本名は『奥村義三・よしぞう』
中国の『寒山詩』 「土牛 石田 を耕す」 の一節から名前を頂いたとか。
国道の案内に従って『八千穂駅』前に向かうと

二日ほど前に降り積もった雪がまだ残っている3月初頭に尋ねてみますと。
入館料は¥500/大人 ちと高くない?と思うのは私だけ?
そもそも『奥村土牛』 名前は聞いた事ありますけど、どんな作風とかは余り知りませんでした。
駐車場の中でWikipediaを見ますと。
近代日本画家を代表する方で、101歳の長寿を全うされた方。
日本美術院の理事長を務め、その作品は『皇居』にも飾られているとか。
『東京都京橋』に生まれ若き頃から『日本画』を学び、数々の賞を受賞。
武蔵野美術大学の日本画教授に抜擢される。
戦時中『八千穂』に疎開した縁から『町立美術館』建設に至ります。
『文化勲章』を受賞し『日本美術学院理事』に任命。東京都名誉都民に選ばれる。
1990年 101歳にて永眠。

入口に教育委員会の設置した説明書きが在ります。私こういうの読むの好き。
ふむふむと読み始めますと……
八千穂の名家『黒澤家』の迎賓館的な建物を『奥村土牛美術館』として改築。町の文化財として保存しています。(もぎりの方は佐久穂町職員かな)

入口の『松に白雪』を観るだけで、何か得した気分です。
入口で入館料を払いまして。

入ってすぐ、一枚の写真が飾られています。この方が『奥村土牛』
93歳にしてこの眼光。かくしゃくとしています。
では展示室へ……次回です。