戦時中、『旧・八千穂村』に疎開していた『奥村土牛さん』は、地元の名家『黒澤家』の手厚い庇護を受け数々の作品を残しました。
101歳でその生涯を閉じると、遺族から作品の数々が『黒澤家』に提供されました。
『黒澤家』の合名会社(造り酒屋・味噌醤油醸造・薬品販売など)が社屋として使っていた『迎賓館』的な社屋『黒澤会館』の離れに居住していた『奥村土牛さん』 戦時中でも絵画に没頭できたのは『黒澤家』在っての事でしょう。
1990年、『黒澤会館』を改築し『奥村土牛記念美術館』として公開、数々の作品を展示しています。
※詳しくは『佐久穂 黒澤酒造株式会社 黒澤の歴史』

庭に面した順路を進むと庭が見えました。
事前に撮影の了解を得ていましたのでカメラを向けると「ご自由に窓を開けて下さい」と係の方から声が掛りました。普通は「作品保護の為、窓を開けないで」と云われるのかと思っていただけにチョット驚きです。
では遠慮なく。(と云っても寒気が室内に入らない様に気を使って)

ホント雪が積もった松は絵(写真か)になります。
うちは庭が無いから尚の事憧れちゃう。(固定資産税とか大変だろうな)

窓ガラスは昔ながらの『板ガラス』微妙に凸凹している為景色が歪んで見えます。
そして鍵。 懐かしい! 此れを差し込んで、ぐりぐり廻してロックします。
あっセキュリティは万全ですから。あくまで懐古主義の為です。

レトロな『ガスストーブ』も展示。暖房は隣の大型ヒーターが活躍しています。

奥に見える離れに『奥村土牛さん』が疎開していたとか。
残念ながらこちらは公開されていません。
作品の数々は撮影禁止ですので興味ある方。足を運んでみて下さい。
本来なら国立美術館に収蔵されていてもおかしくない作品も展示されています。