『高札』とは宿場町の主要地点に掲げられた『定め書き』とか『告知』の事です。
時代劇などで町人が集まって「なんて書いてあるんだい」「どれどれワシが読んで進ぜよう」などと会話されるアレ。
『お尋ね人』などは現代の『指名手配写真』のようなモノで、立て札に張り出されましたが『高札』とはチョっと違います。
大体はその宿場の権力者の協力により土地を提供されたり、『神社仏閣』などの人の集まる処に建てられました。

こりゃまた立派な『高札所』です。
『定』で始まるのは『法や規則』 末尾に『奉行』と書かれています。

『毒薬』や『偽薬』なんて物を売るな。とか『博打の禁止』なんてのも書かれています。
年号は『正徳=1711~』と書かれていますが当時は『草書体』の筈。
このような『仮名文字』が在る訳でなく、現代のフォントで書かれています。
ですので『資料館』が出来た時に造られた物でしょう。

此方は『問屋場』の料金表。
『芦田宿』迄『荷物』を運ぶのに『百三文』
『和田宿』迄『荷物』を運ぶのに『百四十五文』とか決められています。
大きさや重さは関係なかったのだろうか?

本陣の前。
惜しいなぁ。電線が無きゃ『映画ロケ地』に推奨出来たのに。