佐久平駅の北口を『浅間口』、南口を『蓼科口』と呼んでいますが此れは『浅間山』と蓼科山』から来ています。
『蓼科山』は八ヶ岳連峰の一番北の端に位置し、山頂部は『溶岩ドーム』の体を成し丸くなっています。丸い山体と丸い溶岩ドームが重なっていて、佐久から見ると『お供え餅』の様に見える事から『御供え山』とも呼ばれます。
八ヶ岳の西に広がる温泉・別荘地などの観光地は『奥蓼科』と呼ばれています。
『東山魁夷』さんの絵画で有名な『御射ヶ池』や、縄文時代の土偶(国宝『縄文のビーナス』『仮面の女神』)が発掘された『尖り石遺跡』など見所も沢山あり人気の観光地です。
対して『立科』
『蓼科山山頂』や『女神湖』を有し(残念ながら『白樺湖』は茅野市)、美味しいりんご(私の知る限り美味しさはピカイチ)で有名な『五輪久保』なども在りますが一番の特徴は『立科町』の形です。
南北に細長く、東西の一番狭い処では幅が50mしか無い部分もあります。
更に北の部分も不思議な突起が在り、『エヴァンゲリオン』に登場する使徒『シャムシェル』みたくもないかな(個人的感想です。ツッコまんでね)
因みに『使徒』の名前は『聖書偽典』とされる『エノク書』に登場する『天使』(神に使える者)の名前だそうです。
『旧中仙道・芦田宿』で発展した『立科』ですが、国道やバイパスの発達により栄えるのはロードサイドばかり。一本裏道に入るだけで大変静かな住環境に成ります。
鉄道が無く、公共交通手段も乏しい為、町内には『立科高校』も在ります。
聞いた処では『保育園~高校』迄、同級生はほぼ一緒だとか。
旧中仙道を走っていて見つけたのが


高台にポツンと建つ『正明密寺』 真言宗のお寺です。

赤いトタンの下は分厚い『茅葺屋根』でしょう。
何も無いお寺ですがそこがまた良い。
参拝して御本尊拝観と思いきや、扉は閉ざされていました。
物騒な話題の多い昨今、戸締りは致し方ないか。